三原市
まち歩き●
MIHARA
SAMPO
⌕Instagramでまち歩き ↗
三原のなぜ?

なぜ三原でプリン?甘くないプリンもある「広島みはらプリン」の秘密

広島みはらプリンアンバサダー名刺
広島みはらプリンアンバサダー名刺

三原のご当地グルメ「広島みはらプリン」。なぜ三原でプリンなのでしょうか?実は、甘いデザートだけでなく、タコなどを使ったおかずになるプリンもあります。2022年に25品から始まった認定商品は、2026年10月には累計130品に。三原の食材を使う独自の認定制度や、新しい商品の誕生、全国へ広がる取り組みを調べてみると、プリンを通して三原の魅力を発信する仕組みが見えてきました。

三原の名物に、なぜ「プリン」が選ばれた?

三原のご当地グルメとして知られる「広島みはらプリン」。 名前を聞いたことがある人や、実際に食べたことがある人もいるのではないでしょうか。 ところで、少し気になることがあります。 「なぜ、三原でプリンなのでしょうか?」 三原には、瀬戸内海のタコや魚、山や里で育まれた野菜や果物、牛乳や卵など、さまざまな食材があります。 広島みはらプリンの公式サイトによると、取り組みの出発点には、こうした三原の食材の魅力を全国に伝えたいという思いがありました。 その方法として着目したのが、親しみやすい食べ物であるプリンです。 三原の食材を使ったプリンを、さまざまな人や店舗が作る。 そうすることで、三原の食材を知ってもらうきっかけを増やそうという取り組みです。 広島みはらプリンは、特定の一つの商品名ではありません。 三原の食材を使い、実行委員会の認定を受けた、さまざまなプリンの総称なのです。

甘くないプリンもある?もう一つの「デリカプリン」

プリンといえば、卵や牛乳を使った甘いデザートを思い浮かべる人が多いかもしれません。 ところが、広島みはらプリンには大きく分けて2つのカテゴリーがあります。 一つは、甘い「デザートプリン」。 果物や牛乳、卵などを使ったスイーツ系のプリンです。 そして、もう一つが「デリカプリン」。 こちらは、肉や魚、野菜などを使った惣菜系のプリンです。 公式サイトでは、茶わん蒸しのような料理をイメージするとわかりやすいと紹介されています。 味付けは和風でも洋風でもよく、ジャンルを限定していません。 実際に、2026年4月には、三原市のお食事処 蔵が作る「蔵特製 タコのなめらかデリカプリン」が認定されました。 この商品には、店特製のタコのだしと、具材としてのタコが使われています。 三原名物のタコが、プリンという形でも楽しめるのです。 甘いデザートだけでなく、食事として楽しめる惣菜まで含まれている。 これが、広島みはらプリンの大きな特徴の一つです。

認定の基本は「三原の食材を1つ以上使うこと」

広島みはらプリンは、すべての商品が同じレシピで作られているわけではありません。 商品ごとに、使われている食材や味、形も異なります。 では、何をもって「広島みはらプリン」と呼ぶのでしょうか。 公式サイトでは、三原の食材を1つでも使用し、三原を応援する人や店舗によって作られたプリンと定義しています。 そして、正式に広島みはらプリンとして紹介されるには、実行委員会による認定が必要です。 例えば、三原の卵や牛乳、果物を使ったデザートプリン。 三原の魚介類や野菜などを使ったデリカプリン。 それぞれの店舗が、三原の食材を生かした商品を開発できます。 さらに、参加する店舗が三原市内に限らないという特徴もあります。 公式の認定商品一覧には、福山市や尾道市など、市外の店舗の商品も掲載されています。 大切にされているのは、三原の食材を使い、三原の魅力を伝えること。 認定制度によって、さまざまな店舗が参加できる仕組みがつくられているのです。

最初は25品。それが2026年には累計130品に!

広島みはらプリンプロジェクトが発足したのは、2021年10月です。 三原市や三原商工会議所、地域連携DMOなどが連携して取り組みを始めました。 そして、2022年2月18日に第1回認定式が行われました。 このとき認定されたのは、18店舗の25品。 内訳はデザートプリン20品、デリカプリン5品でした。 その後も新しい商品が認定され、2023年度末には94品に増えました。 では、その後はどうなったのでしょうか? 2026年の公式発表を調べてみると、認定商品はさらに増えていました。 2026年4月2日の時点では124品。 8月17日には129品となり、10月1日には130品に到達しています。 また、2026年10月1日の発表では、参加店舗・施設数は56か所とされています。 2022年の最初の25品から、累計認定数は5倍以上になったことになります。 ただし、ここでいう130品は、これまでに認定された商品の累計数です。 現在も130品すべてが販売されているという意味ではありません。 販売終了や期間限定の商品もあるため、実際に購入できる商品は公式の認定商品一覧や店舗情報で確認する必要があります。 それでも、最初の25品から多くの商品が生まれてきたことは、公式の記録から確認できます。

2026年には、学校からも新しいプリンが誕生

2026年の新しい認定商品を調べてみると、興味深い取り組みも見つかりました。 2026年10月1日、広島県立三原特別支援学校の「米粉入りプリンタルト」が、新たに広島みはらプリンに認定されました。 公式発表によると、前年のプリンタルトから米粉を使用する形へと変わり、サクサクした生地となめらかな食感が特徴の商品です。 スプーンを使わずに食べられることも紹介されています。 また、2026年8月17日には、福山市のPOLE POLE BRAVOが作る2品のデザートプリンが認定されました。 「だるもんちぃのウッキウッキチョコプリン」と「だるまりんのもっちり塩プリン」です。 チョコレートを使った商品や、塩味を取り入れた商品など、新しい味わいのプリンも登場しています。 一つの決まった味だけではなく、さまざまな食材や表現が取り入れられているところも、広島みはらプリンの特徴です。 なお、ここで紹介した商品は認定された事実を示すもので、現在の販売状況を保証するものではありません。

全国にも広がる取り組み。東京・銀座での販売も

広島みはらプリンは、三原市内だけでなく、市外でも魅力を発信しています。 2023年には、農林水産省の「ディスカバー農山漁村の宝」第10回に、広島みはらプリンプロジェクト実行委員会が選定されました。 これは、農山漁村の地域資源を活用した優良な取り組みを選定するものです。 そして、2026年にも新しい動きがありました。 2026年10月20日、広島みはらプリン公式サイトでは、東京・銀座の「ひろしまブランドショップTAU」で期間限定販売を行うことが発表されました。 販売期間は、10月30日から11月1日までの3日間です。 三原市のPRイベント「KIHACHI創業者 熊谷喜八 meets 三原市フェア」の中で、広島みはらプリンを販売する予定となっています。 発表された販売予定の商品には、白ごまを使ったプリンや、みはら神明鶏、タコを使った惣菜系のプディングなどが含まれています。 販売は数量限定で、なくなり次第終了と案内されています。 2026年10月20日時点では、これから開催される予定のイベントです。 三原の食材を使ったプリンが、東京でも紹介される。 広島みはらプリンは、商品を通じて三原の食の魅力を市外へ伝える活動を続けています。

一つのプリンから、三原の食材を知る

「なぜ三原でプリンなの?」 今回調べてみると、その答えは単に新しいスイーツを作るためではないことがわかりました。 三原の海・山・里には、さまざまな食材があります。 その魅力を、親しみやすいプリンという形にして伝えること。 甘いデザートだけでなく、タコなどを使った惣菜系の商品もあること。 三原の食材を1つ以上使うという共通の定義のもと、さまざまな店舗や施設が商品づくりに参加していること。 そして2026年10月には、認定商品が累計130品になりました。 次に広島みはらプリンを見かけたら、商品名だけでなく、使われている食材にも注目してみてください。 「このプリンには、どんな三原の食材が使われているのだろう?」 そんな視点で見てみると、普段はあまり意識していなかった地元の食材を知るきっかけになるかもしれません。 甘いプリンも、おかずになるプリンも。 それぞれの商品を通して、三原の新しい魅力を発見できそうです。

参考資料・出典

あわせて読みたい

MORE DISCOVERIES
三原駅のジオラマ展示三原のなぜ?

自由なのに基本がある?やっさ踊りの楽しさを読み解く

三原の夏を彩る「やっさ踊り」。思い思いに踊れる自由さが魅力ですが、実は4つの基本があることを知っていますか?その基本が定められたきっかけは、1970年の大阪万博。さらに歴史を調べると、独特な足の動きや、80番以上ある歌詞など、意外な発見がありました。知ってから見るともっと面白い、やっさ踊りの魅力をひも解きます。